“理想の注文住宅”を叶えるためには、間取りだけでなく工法も重視しよう！
伝統的な工法の代表格といえば“在来工法”
注文住宅を依頼する際は“どんな間取りにするか？”ということばかりに重点を置きがちですが、“どんな工法にするか？”もとても重要なポイントです。では木造の注文住宅では、実際にどのような工法があるのでしょうか。
まずは日本の伝統を象徴する工法といわれている“在来工法”です。この工法はほとんどが柱と梁だけで構成されています。木材の接合部分をもう一方の木材の形に合わせながらくりぬいて、組み立てていきます。接合部分には強度を高めることを目的として補強用の金具を使用することもあります。建築業者は「すべて無垢材を使用しますよ」とアピールしてくることもありますが、それだけでは安心できません。無垢材は森林の場所と生育環境によって接合部分の強度に大きなバラつきが生じるからです。無垢材の使用をアピールされたときは「その無垢材の含水率はちゃんと25％以下になっていますか？」と確認するようにしましょう。
柱に頼らない近代的な工法といえば“2×4工法”
伝統的な工法に対して近代的な工法とされているのが“2×4（ツーバイフォー）工法”です。この工法は木材の断面を2インチ×4インチの一定サイズに規格化し、釘を使って接合していくのが大きな特徴です。柱はできるだけ使わず、壁の中にマグサという材料を用いて強度を高め、屋根や上階の重さを支える構造になっています。壁で屋根や上階を支えるため、注文住宅といえどもドアや窓にはどうしても高さの制限が生じてしまいます。
それぞれの工法の長所と短所を把握し、どの工法で依頼すれば“理想の注文住宅”が実現するのかを検討してみましょう。
愛知の注文住宅は、ローコストで出来る会社もあります。自分のライフスタイルや趣味に使える間取りになるよう、設計する際には建設業者選びは大切になります。